素材から考える!失敗しないための敷布団の選び方

2019年11月15日(金)

素材から考える!失敗しないための敷布団の選び方

敷布団に使われてる素材の種類

敷布団の中には”わた”が詰められていますが、その”わた”にも様々な種類があることをご存知でしょうか?さらに”わた”も布団の構造によって『中綿』と呼ばれるものと『中芯』があります。

左の図を見るとわかる通り、生地の内側にある”わた”が『中綿』でそのさらに内側にある”わた”が『中芯』です。『中芯』を使用することで、身体が沈み込まず、安定した寝姿勢を維持することができるようになるのです。

ここで、『中綿』・『中芯』に使われている素材がどういうものかをご紹介していきます。

中綿

綿(コットン)

綿は繊維が中空(中に空洞がある)の構造になっているので保温性がよく、吸湿性に優れている素材です。弾力性もあり、安定感もあるので床つき感も少なく快適に使用することができます。また、へたってきた布団は日干しをするとふっくらと膨らみ、へたりを回復することができます。

実際に使用してみると、夏は涼しく冬は暖かく年間通して快適に過ごすことができます。また肌触りもよいため、赤ちゃんや皮膚の弱いの方に向いた素材です。

しかし放湿性が低く、吸収した湿気をため込んでしまうので湿気の多い日本の気候ではこまめに日干しを行って、感想をさせないとカビや菌の発生、さらにはその水分の重みでへたりも早くなってしまいます。

また、綿布団はひとつの特徴としてメンテナンス(打ち直し)でへたりを改善することができますので、メンテナンスが必要な場合は購入店やお近くの布団屋さんに相談してみてはいかがでしょうか。

羊毛(ウール)

羊毛はヨーロッパでは100年以上も前から使われている素材で、保温性・吸湿性・弾力性に加えて、放湿性(吸収した湿気を放出する性能)も優れています。

また、湿気を吸収したときに熱を発生させる性質を持っているので、本来持っている保温性に加えてより暖かくなる素材です。

その反面、動物性の繊維のため多少の臭いを感じる場合があります。特に密封されたケースなどから取り出したときに、臭いがこもっていたことにより臭いを強く感じるようです。日干しすることで自然と臭いは薄まりますが、多少の臭いが残る場合もあります。

また繊維の特性上、へたりが回復しにくく、保管時は虫食いに注意をしなければなりません。

合成繊維(ポリエステル)

合繊繊維には種類がたくさんありますが、布団に使われるのはポリエステルが一般的です。ポリエステルは保温性と透湿性(湿気を通す性能・通気性)に優れており、弾力性もあります。また、繊維1本1本が非常に強いので、ちぎれにくくほこりが非常に出にくいため、ぜん息やアレルギーのをお持ちの方におすすめの素材です。

また人工繊維なので、様々な機能を持ったポリエステルの開発が現在でも進められており、防ダニ加工、抗菌防臭加工、吸汗加工など様々な機能を持ったものもあります。

中芯

ポリエステル・羊毛(ウール)

性能は中綿の紹介で挙げた性能と同じような特徴です。使う方の好みにもよりますが、軽くて通気性がよいのがポリエステル、暖かく吸湿性がよいのがウールです。また、どちらも耐久性という点では次に紹介するウレタンフォーム、ブレスエアーには劣ります。

ウレタンフォーム

ウレタンフォームは正式にはポリウレタンフォームという名前でスポンジのような構造をしており、布団に使われると軽い・弾力性・保温性・耐久性に富む素材です。また、様々な形状に加工することが可能で、面を凸凹にすることで、さらに体圧分散性を向上させることも可能になっています。ムアツ布団やエアーマットレスをはじめ、機能性敷き布団に多く使用されている素材です。

ただし、通気性に優れているわけではないので、湿気には十分注意が必要です。

参考サイト:日本ウレタン工業協会

ブレスエアー

ブレスエアーはインスタントラーメンの様な構造になっている指定外繊維で、右図の通り空気層が多いため今までの素材にには無い通気性と水切り性を備えています。また、高反発なため寝返りもうちやすく、体圧分散にも優れているため、寝具業界で非常に注目されている素材です。さらに抗菌防臭加工もしてある多機能素材です。

非常に通気性がよいため、ムレなく快適に使用することができますが、冬場は冷気を防ぐためにカバーをして、結露対策に布団の下に除湿シートを敷くことをオススメします。