裏?表?上?下?お布団の向きについて

2019年11月15日(金)

裏?表?上?下?お布団の向きについて

お布団の向き、気にしてますか?

 普段お使いの掛布団・敷布団の向き、気にしたことってありますか?何となく品質表示やタグの位置などで上下、裏表を気にして使っているかもしれませんが、実は裏表や上下の区別がないものから、きちんと区別しないと十分な機能が発揮できないものとがあります。今回は、そんな掛布団・敷布団の向きや、向きの区別のあるお布団の種類についてご紹介したいと思います。

向きを区別する布団って?

 そもそも、お布団に裏表や上下の向きの区別があるのでしょうか?答えはYESでもあり、NOでもあります。それは、お布団の構造や機能によって区別を必要とするものとしないものがあるからです。それでは、どのようなお布団が向きの区別を要するのでしょうか?

敷布団編

 まず、お手持ちの敷布団の構造や形状を確かめてみてください。既にお気付きかと思いますが “裏表でキルトが違っている” “上下でお布団の硬さが違っている” など、上下や裏表で何かしらの違いがあるものは向きの区別が必要になります。これは、その構造や形状の違いにより機能をもたせているからです。例を挙げると「体圧分散敷布団」でよくみられる中芯などの詰め物に凸凹があるものです。これは凹凸になっている部分が身体の圧力を分散する役割を果たすために、凸凹が身体側、つまり表として使われることでその機能を発揮します。さらに、体圧分散の商品には、頭部・腰部、脚部で詰め物の硬さが違っているものもあります。この場合には上下も区別して使わなければなりません。この他にも、「両面使用の敷布団(オールシーズン用)」は裏表で中綿の構成や側生地が違っているので季節に応じた向きで使用する必要があります。

 また、敷布団で、特に体圧分散などの機能がないものでも裏表の区別が必要なものがあります。それは「和仕立て敷布団」一般的には和式敷布団とも言われています。和式敷布団の見分け方は、敷布団に”ふさ”があるかないか。この”ふさ”は中綿と側生地とがずれないように裏地と表地を糸で留めてあります。この留めた結び目が”ふさ”になります。一般的に、この”ふさ”が身体にあたらない様に下にして使います。

 今、ご紹介したような敷布団以外は裏表、上下の区別を必要としないものが多いです。この向きの区別が必要ない敷布団に関しては、向きの区別をあえてつけずに裏表、上下をローテーションして使用することをお勧めします。敷布団は同じ人が同じ部分で使い続けると、身体の圧力の負荷の高い部分がどうしても偏ってへたってしまい、寝心地の悪化や腰痛などの原因となってしまいます。その為、お布団のへたる部分の偏りを軽減するために裏表、上下をローテーションすることで、睡眠環境の維持が望めるとうわけです。

掛布団編

 一口に掛布団といっても、現在の掛布団は詰め物や機能が多種多様になったため一概に向きの区別の必要なものとそうでないものを見分けるのは難しいです。しかし、基本的には敷布団のと時と同じで、構造やキルティングの形状、側生地の材質で裏表、上下の違いがあれば区別した方が良いと判断して良さそうです。

 羽毛布団で考えてみましょう。一層構造の羽毛布団は裏表や上下を気にしなくていいものも多くあります。しかし、仕立て方や充填物によっては裏表、上下を注意して使わないと保温力に違いが出てくるものがあるので注意が必要です。また特殊キルトの場合は裏表、上下の違いが一目で分かるので、その場合は予め設定された向きで使います。かといって、同じ向きでの使用を続けると、羽毛が偏り保温力の低下につながるので、定期的にお手入れで羽毛の偏りを戻してあげる必要があります。

 また、和仕立ての和掛布団については表地と裏地が違っている事が多いので、文字通り裏地を身体の方(裏)として使います。

向きの見分け方

 これまで裏表、上下の区別が必要なものとそうでないものについてご紹介してきました。それでは一体どこでその向きを判断すれば良いのでしょうか。ここでは4つの方法をご紹介します。

構造で見分ける

 先述の通り、体圧分散やオールシーズン用、和式布団など、一目で裏表や上下の向きが分かるものはその通りに使用してください。

品質表示の位置で見分ける

 現在、家庭用品品質表示法によりその製品の組成、取扱い方法などを記載した品質表示を記すことが義務づけられています。お布団の多くは布団に直に縫いつけられている場合が多く、ほとんどの製品でみることができます。このほとんどの製品についている品質表示タグを用いた見分け方をご紹介します。国内メーカーの多くは足側につけていますので、品質表示のある側が下になります。また、表示の文字が見えるよう方が表になっているものが多いです。

メーカーロゴ位置で見分ける

 製品の角部にメーカーのロゴを縫い付けている製品があります。このロゴがある位置が足側になります。更に、掛布団の場合はロゴ面が身体側(裏側)になりるものが多いです。

固定ひも用ループで見分ける

 この、固定ひも用のループは、布団カバーと布団を固定するためのものです。多くの掛布団にありますが、敷布団にはないのでこの見分け方は掛布団のみで有効です。このループが縫い付けられている面を裏としているメーカーが多いです。

まとめ

 裏表、上下に関しては、以上のような事から向きの区別の必要性、またその向きを判断してください。ただし、お布団によっては当てはまらないこともありますので、購入した販売店やメーカーに確認するのが一番確実です。判断が難しい場合は、迷わずに問い合わせてみましょう。正しい使い方で、お布団の性能を発揮させて良い睡眠環境を得てみませんか?